ちゅんブログ(仮)

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不定期に日記、お金の話

資産運用を始めるのに早いも遅いもないが、早い方が断然いい

ちゅん(仮)です。

コロナ禍も収まる気配なく進学や就職を控える若年層、現役労働世代にとっても

業種によっては厳しい状態がまだ続きそうです。

 

お金がすべてではないけれど、先立つものがないと始まらないとばかりに資産運用への関心が一部高まっているようです。

一部、としたのは政府が貯蓄から投資へとアピールし銀行やら証券会社やらidecoやNISA、ふるさと納税やらとバンバンCMを流している割には口座数が思ったより伸びていないから(2020年6月時点で積み立てNISAは240万口座)

 

多くの人は給与もそう多くはない。いくら定年が延長されたところで必要な支出を続けていれば手元に残るお金はそう多くはない。そこへきて平均寿命は80歳超。健康寿命は70歳程度。医療費の負担も馬鹿にならない。将来に備えてしっかり貯めておこうという発想は正しいけれど単なる貯金では限界もある。

 

そうなると、やっぱり資産運用を視野に入れざるを得ない。もしくは副業か。

僕が働いている業界でも本業だけだと生活はできるが余裕はないので副業に手を出す人、勧める人は多い。ブログで情報発信をしている人も多いし、その人が今まで学んできた知見を有料セミナーという形で収益につなげている人もいる。

いまや大手企業でも副業を推奨する時代。個人で見れば、収入を得る手段が本業1本槍ではジリ貧だし、企業にとっても厳しい時代なんだろう。

そしてこれから先は、より厳しさを増すことに疑いはない。

 

2050年には日本の総人口は3300万人減少する。

 高齢者が増え、現役世代が減少。今よりさらに人口ピラミッドがいびつになる。

これを書いている時点では、日本の介護は騎馬戦型、高齢者1人を2.3人の現役世代で支えている状況だが、今後は肩車型となり高齢者1人を1人の現役世代が支える時代がやってくると言われている。それ、どんな無理ゲーよと言いたくなる。

絵面を想像しても恐ろしさしかない。

政府は定年延長することで、高齢就業者数を増やし医療・介護にかかる費用を抑えようという方向で動いている。65歳以上を介護対象としてこれまでは計算していたが、75歳以上に引き上げれば介護に係る人員の不足も対処に余裕が生まれるという発想だ。

働いていれば身体機能、認知機能の低下も緩やかになり虚弱老人に陥るのを遅らせられて、本人は現役を続け、介護離職も減らせて社会的にはハッピーだ、というわけである。IoTやらAI、ビックデータの活用でプラン最適化や省人化を進めていくにしても限度があるし、実現速度の問題もある。

これはもう、どう受け取るかは人によるだろう。働くのが好きな人、生涯現役でいたいんだという人はそれでいいだろうが、僕は70歳になっても働くのはごめんだ。健康でいられる自信もない。仕事のストレスから1秒でも早く解放されてのんびりしたいんだ。

 

アーリーリタイア、FIREも流行しているけど

正直羨ましいのは事実だけど、再現性のない成功例に囚われても意味がないように思う。皆それぞれに感性やスキル、収入や家族構成など個人や環境要因が違うので。

出来ることを考えて取り組むしかないだろう。

僕の場合はひとまず、積み立てNISAとideco。毎年これを限度額いっぱい継続。

1年で積み立てNISAが40万、idecoが14万4000円。計54万4000円。単純計算だが20年続ければ元本で1088万円となる。

老後に必要な資金もまた、個人や環境因子で変化するけれど話題の老後2000万円を考慮すると1088万円の貯金と、運用してプラスアルファが足される予定の1088万円では安心感が違う。人、これを捕らぬ狸の皮算用というわけだけど。

 

 複利運用を考えるなら、早めに初めて運用期間を長く

 将来的に金融市場がどうなっていくか、不透明ではあるけれど。運用期間が長い方が有利だよ、ということを否定する人は少数派だと思う。10年より20年。20年より30年。

20代の人が資産運用を今始めれば60の定年近くまでは40年近く運用できるわけだ。

毎月1万円を3%の利率で40年、複利運用したとすると積立金額は480万円だが、最終的には926万円になっている計算になる。毎月2万円だったなら1852万円。インフレを考慮しなければだけど、老後の不安も軽くなるよね。

今はネット証券、手数料の安い投資信託も豊富だし、若い人が羨ましいと心底思う。若くて元気があって健康、というのも羨ましいが時間があるというのは再現できない、1度しかない最大のメリットだ。もっと時間を有効に使うことを考えるべきだったな、自分。

 

世界経済は今後も拡大していくから怖がる必要はない

株や投資信託REIT、不動産クラウドファンディングソーシャルレンディング国債などなど資産運用商品は多岐にわたる。金や仮想通貨も外せない。

これに関してはプロアマ問わず、必ず儲かる商品という保証はできないので自分で情報を集めて考えて判断するしかないわけだけど、好き好きでいいと思う。割と本気で。

日本はGDPランキングで見れば将来的には後退していくわけだけど、GDPが伸びないわけではないと予想されている。世界経済全体でみれば2050年には現在の3~4倍の規模になることが見込まれている。

日本が足踏みしたり後退していたとしても世界に投資していれば恩恵には預かれる可能性が高いよね。そう信じて私は海外株(米国投信)を中心に運用している。

中国、インド、ブラジル、ロシアのおなじみBRICsもこれからなわけだ。成長性を考えてポートフォリオに入れるのも良いだろう。

中年の僕は残された時間も考えると政情不安が少なそうなアメリカで十分、という考えだけどね。

 

銀行で寝かせておくなら、お金も働かせよう

とかくこの一言に尽きる。日本はまだまだ超低金利時代から抜け出す気配はない。

本業からの貯金だけでゆとりある老後を迎えられる人は一握りの時代。老後不安は待っているだけでは絶対に解決しないのも事実。実際に初めて見るのもいい経験だと思う。

いい方向に転がることを期待して、転がるように努力したい。