どうも、ちゅん(仮)です。
米国のインフレやらウクライナ問題やらエネルギー問題やら。
好調だった世界経済にも黄信号、赤信号がチラホラ見えるようになり、
目下株式市場も混乱が続いています。
私の場合は老後のための資産運用という、比較的長期目線なので
リスクに対してオンオフを繰り返し動揺する指数には
特にコメントのしようがありません。
メディアにしてもインフルエンサーにしても
本来期待される年リターンを誇張して宣伝しているので
それは割り引いて見る必要があります。
自分にとっての老後○○円問題を現実的に検討し
資産運用のプラン、目標などを見える化したいと思います。
- 今更ながら老後2000万円問題とは?
- 本当に誰しもが不足金が出るのか?
- 年金額は人により異なる、私は平均より残念だが下
- 不確定要素は確かにある、が
- 平均寿命と健康寿命から考えてみる
- ようやく、必要な金額の計算に入れる
- これが必要。年金をもらうまでの空白期間
- 2000万円近い水準は必要になりそう。でも、今後次第
- 結局、大問題であったのか?
- idecoよ、君を忘れていた
今更ながら老後2000万円問題とは?
老後2000万円問題とは2019年、金融庁の報告書によって
一躍世間の注目を集めた、老後の資金不足に関する懸念です。
収入よりも支出が多く、不足金が出る時期が続いて、
受給する年金のほかに取り崩す資産が必要というものです。
本当に誰しもが不足金が出るのか?
当時より指摘をされていましたが、収入も支出も人それぞれ。
さらにこのモデルケースは2人世帯、持ち家ありなど
当てはまらない条件の方もいることを無視して
数字だけが独り歩きし、政権批判のため利用された感があります。
問題は貯蓄額というより、身の丈に合った支出。
つまり家計管理ではないか、との印象を私は受けました。
まずは1年分の生活費、1月分の生活費を見える化する必要があります。
これがわからないと、自分のケースではどうなのかが計算できません。
私の場合、昨年ベースで考えると
1年分の生活費が240万円
1月分の生活費が240÷12=20万円
上記となります。
ただこれ、積み立てNISAやIDECOや投信等への拠出を含んだものなので
積み立てNISA(年40万)、IDECO(年14万)、NASDAQ(年18万)を
引くと実際に近いところは
1年分の生活費が240-72=168万円
1月分の生活費が168÷12=14万円
と、このようになります。この数字で以後を計算します。
年金額は人により異なる、私は平均より残念だが下
男性の平均年金受給額は15万円ほどらしいが、
私の場合は現時点での見込みで11万5000円ほどである。
この年金額はあくまで、あと20年、今の条件で働き続ける
必要がある数字となる。繰り返すが、見込みでしかない。
不確定要素は確かにある、が
今後も年金額がスライド方式により減らされていく可能性は
はっきり言えば大と言わざるを得ません。
定年延長も60 → 65 → 70 と進んでいきます。
資産運用に積極的な現役世代にも、病気や怪我、失職、
両親の介護問題など考慮しづらい不確定要素はあります。
結婚や車、家の購入なども本来は検討すべき事柄です。
固定費として病気治療、薬代なども大きな負担となるでしょう。
すべてを正しく網羅することは不可能に近いですが、
おおよそで将来、必要になりそうな資産を検討してみます。
平均寿命と健康寿命から考えてみる
男性の平均寿命は81.64歳(令和2年)
男性の健康寿命は72.14歳(令和元年)
となり、私の場合では余命40年ほどとなる。
ある程度、元気で自立した生活が期待できるのは8歳ほど
短くなり、残り32年ということになる。
年金の受給開始年齢については繰り上げ、繰り下げで
増減がありますが、65歳で考えます。
ようやく、必要な金額の計算に入れる
お断りするが、家賃やら固定資産税やら、食費、水道光熱費といった
細かな算出は行わない。
65歳以降、老後の医療費は厚労省の資料によると
一人当たり平均で年間70万円を平均で超えるらしい。
自己負担が3割と仮定しても年間21万はかかる。
頭の隅に残しておいた方が良い数字であろう。
それでは本題。
毎月の生活費が14万円。
毎月の年金額が11.5万円。
差し引き、毎月2.5万円の赤字でござい。
寿命80歳から定年65歳を引いて余命15年と仮定すると
25,000円✕12カ月✕15年=450万円
上記のようになります。
健康寿命72歳から定年65歳を引いて7年では
25,000円✕12カ月✕7年=210万円
上記のようになります。
余裕かな?
いえいえ、大きな落とし穴があります。
不動産、そう。住み家です。
退職すれば家賃手当がなくなり、老人を済ませてくれる
大家も減ります。これは怖い。
とりあえず家賃手当なしの場合、年間出費が
30万ほど増えます。
つまり実際には平均寿命まで生きるとしても
450万+(30万×15年)で900万円が必要となります。
医療費を考慮するとさらに315万円が。
合わせて1200万円超?
保険て大切ですね。
これが必要。年金をもらうまでの空白期間
私は60以降は働きたくないと考えており、実践するつもりなため
年間生活費140万 + 平均的医療費21万 × 5年間=805万円
少なくとも上記が別途必要になります。
2000万円近い水準は必要になりそう。でも、今後次第
かなり大雑把に計算しましたが、
私個人の場合は2000万円に近い金額があったほうが良いようです。
60歳からも働けよ、という声が聞こえてきそうな結論ですが
働きたくないものはしょうがない。
しかし、マイホーム購入をこれから行い、
老後の住む場所問題を解決するなどすれば
必要な金額は大きく変わりそうです。
また繰り下げは一見お得ですが、男性の場合は平均寿命である
82歳以上まで長生きしないと、増額分を受け取るメリットが
なくなります。
これはもう個人個人の選択でしかないですね。
結局、大問題であったのか?
私個人にとって老後の資金不足問題は
悲壮な問題であるのか、と色々と考えた結果。
特にそうでもない、との結論に現状では至ります。
なぜならば、定年退職金があること。(多くないけどね)
あと20年で(2000万-退職金)を貯めればよい。
つまり年間貯蓄は100万を目指せば十分ということ。
ちゅん(仮)には、すでにある程度資産があるため
実際に65歳で2000万円を超えることは余裕、ということです。
問題があるなら、身体的、精神的、社会的に健康を保ち
散財しない生活を心がけることでしょう。
idecoよ、君を忘れていた
ここまで書いて存在を思い出したけど、
60歳まで引き出せないidecoも
私の老後をサポートしてくれます。
いくらになってるかは、貯金と違って予測不能ですけどね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。