どうも、ちゅん(仮)です。
伝い聞くウクライナの強固な抵抗には敬服の念を抱かざるを得ません。
多大な犠牲こそ払っていますが、だからこそロシアを交渉のテーブルに
つかせることが出来ています。
さっさと降伏していてはこうはなりません。
とはいえ、状況は依然不透明なままです。
生半可な条件で停戦してはプーチンは政治的に終了してしまうため、
今後意地になって何をしてくるかわからないリスクがあります。
黒海沿岸、マリウポリやオデッサあたりは執拗に狙うのだろうか。
あそこを取られるとウクライナも小麦など輸出に大打撃となるので
キエフ程の支援、補給ルートがなかったとしても守りたいところだろう。
私見ですがロシア対ウクライナが、ロシア対ウクライナ+欧米の構図となり
鍵を握るのは中国がどう動くか、です。
既に水面下でロシアに多少の支援はしていると思われますが、
大々的に行っては欧米の制裁対象にされかねません。
世界経済における割合が高いからと見切り発車はできないでしょう。
かといってここで見捨ててロシアに脱落されても厄介と。
いつのまにやら東西のイデオロギー対決の様相を呈し、
かつて朝鮮で行われた代理戦争のようにも感じられます。
既に陸上、ロシアの機甲戦力は対戦車の携行火器類により
陳腐化の兆しが見えており、かといって空の戦力も同様に
対空火器の支援があるため用いることが難しく。
遠くからのミサイル攻撃も補充は効きにくいだろうし。
ロシアが進めていた軍事改革、コンパクト化、近代化、プロフェッショナル化とは
いったいなんであったのか、というほど弱体ぶりがひどい。
通信網、情報連携を軽視して粗悪な中国製無線機や個人スマホで
連絡を取り合っているという未確認情報まで流れてくる始末。
少将クラスが相次いで狙撃されて死亡とはあまりにお粗末であり、
ウクライナ側としては、よくぞ実行し成功させたというところ。
加えて経験不足な新兵をだまし討ちで戦場に放り込んだり、と
軍隊に士気は必要ないとでも思っているのだろうか。
指揮官クラスの腐敗もあって大軍運用がまるでできず。
ロジスティクス軽視もひどい、の一言。
怖い点としては内部粛清が進んで将官が現場に適応し
戦争遂行に慣れてきてしまうことだが、独ソ戦とは立場が
まるで違うので、可能性としてはごくわずかであろうか。
台湾を狙っている中国さんとしてもロシアの弱さと
携行火器による徹底的な抵抗、軍腐敗の影響、
西側の経済システム内にどっぷり浸かった状態での経済制裁は
貴重かつ恐ろしい教訓として安易な行動は慎んでほしいと願う。
さて、FOMCは無事通過しトリプルウィッチングを迎えるわけですが、
S&P500も短期間でここまで切り返して戻ってくるとは思わなかった。
反転ムードが続くとも考えてないけど、予想が外れるならそれはそれで。
インフレ退治がうまくいくかも不透明、コロナは今アジアで感染拡大中。
リセッションに落ちかねない不安材料はまだ残っている。
ポジションづくりは焦らず構えたい。
などと偉そうに書いてみました。ご容赦のほどを。